「エクセルパスワード瞬時解除ForExcel2007/2010/2013」では「読み取りパスワード」を解除できない?

【エクセルパスワード瞬時解除ForExcel2007/2010/2013 でブックのパスワードを解除する方法】

Excelをはじめとする、Officeのファイルを保存する際、「読み取りパスワード」や「書き込みパスワード」が設定できます。

しかし、当然、それらのパスワードを忘れてしまったら、ファイルを開いたり、書いたりする事ができません。何とかして開きたい。ということで、ツールを探すわけですが、「エクセルパスワード瞬時解除ForExcel2007/2010/2013」というものが使えるかも、という事になります。

ですが、どうもこのツールは、シートやブックに設定した「保護」のパスワードを解除するのが目的で、「読み取りパスワード」を解除できるわけじゃ無いようです(もし、この記述が誤っているようでしたら、弊社メールアドレス(info@ejpl.co.jp)までご連絡ください)。

その証拠に、このツールはアドインになっていますので、もし、読み取りパスワードが解除できない状態であれば、アドインを使うところまで行けません。

インターネットで調べたところ、バージョン2007以降のOfficeファイルは、「読み取りパスワード」が強化され、簡単には解除できなくなっているようです。パスワードを総当たりで確認するしかない、という情報も見ました。

「エクセルパスワード瞬時解除ForExcel2007/2010/2013」だけでなく、「Excelのパスワード解除」と謳っているツールはみな、Office 2007以降の「読み取りパスワード」を解除する事は出来なさそうです。

「読み取りパスワード」について、有用な情報をお持ちの方は、ぜひ、情報をお寄せ下さい。

パソコンの不調が少ないのは、自作パソコンだからかも。

この仕事をしていると、

「パソコンが不調だ。」

とか、

「変なメッセージが出る。」

といったお問い合わせをいただくのですが、その内の多くが、今まで私が見たことが無い症状・メッセージです。

それは、

「私が使うパソコンは、不調になったり、変なメッセージが出たりすることが少ない。」

という事を表していると思います。その理由は2つあると考えています。

 
1つは、私のパソコンの知識が平均より上にあるため、変な操作を行う事が少なく、結果として故障しにくい、というものです。

特に、ソフトウェア(OSを含む)が原因の不調は、誤操作が大きな原因の1つだと思います。

 
そしてもう1つは、私が使っているパソコンが「自作組立パソコン」だからというのがあるかもしれない、というものです。

 
15年位前は、自作パソコンの最大のメリットは「価格が安い」からでした。メーカー製のパソコンが20万円以上していた時代に、自作組立であれば同等のスペックが半額の10万円程度で手に入りました。

 
ところが、その後、DELLやHPに代表される格安BTOメーカーが台頭してくると、むしろ、自作組立パソコンのほうが割高になるという事態になりました。また、格安BTOメーカーに引きずられる形で、国内メーカーのパソコンの価格も徐々に下がっていきました。

 
しかし、価格が安い事には理由がありました。それは、パソコンの各パーツに粗悪なものを使っていたのです。

CPUだけは、製造するメーカーがごく限られるので差はありませんが、それ以外のパーツでは、信頼性を犠牲にし、価格を優先してきたのです。

 
信頼性がより犠牲にされたパーツを大小で表してみると、

電源 > マザーボード > メモリー > HDD > 光学ドライブ > CPU

となると思います。より左にあるパーツが信頼性を犠牲にされた事を表しています。CPUクーラーとPCケースは信頼性にそこまで影響しない、ということで今回は外しました。もちろん、重要なパーツではありますが。

 
CPUだけは、intelやAMDとメーカー名や型番を表示するのに、それ以外のパーツは、例えば、メモリが4GBとか、HDDが500GBとか、性能しか表示されず、メーカーは伏せられたまま。ましてや、マザーボードや電源に関しては、メーカーどころか性能すらほとんど表示されませんでした。

このような状況だったので、目立たないパーツで費用を削っていたのです。当然、安いパーツは不具合が発生する確率が上がります。

 
ところが、私が自作パソコンを組み立てる場合には、各パーツのメーカーや価格を確認します。自作組立でも、パーツの信頼性を落とせば、より安い価格でパーツをそろえることができるのです。

ちなみに、私が信頼しているメーカーや判断基準は、

CPU:intel
マザーボード:ASUS
メモリー:一般的に名の知れたところの、永久保証のもの
電源:一般的に名の知れたところの、80PLUS認証を受けている物。特に80PLUS bronze以上。
HDD:HGST(旧 日立グローバルストレージテクノロジーズ。現在はウェスタン・デジタルが買収)
SSD:intel
CPUクーラー:CPU付属の物は使用しない。
PCケース:安すぎるケースは、メンテナンス時の開閉に苦労するので、なるべく選択しない。
光学ドライブ:メーカーが限られているので、どこでも。

です。

 
なお、自作組立が可能なのは、ほぼ、デスクトップパソコンになります。ノートパソコンのキットもありますが、ごく少数です。

私もノートパソコンを持っていますが、パナソニックのLet’s noteシリーズしか使いません。こちらも、信頼性を意識してのものです。

 
【追記】

最近では、BTOパソコンでも高信頼性のパーツを使用するようになってきています。例えば、DELLの電源を確認したところ、80PLUS gold認証を受けたものを使用していました。

昔と比べて、格段に壊れにくくなったように思います。

仮想サーバーが起動しなくなった

最近では、仮想化されたサーバーの使用が増えてきています。有名なソフトウェアとしては、VMwareがあります。

運用していれば、仮想サーバーの調子が悪く、サーバーの電源をON・OFFしなければならない事態があると思います。

ところが、これまでは問題無くOFF→ONができていたのに、今回は上手くいかないという事がありました。サーバーが起動しない、というのは誰でも焦ることです。

私が遭遇したのは、サーバーはONになっているものの、VMwareが起動していない、という状況でした。

調査のために、サーバー管理会社から提供されている、バーチャルのコンソールを起動したところ、Linux(Cent OS)の起動状態がわかるのですね。それを見ていると、強制的にストレージのチェックをしている事がわかりました。

チェックに1時間くらいかかっていたので、故障したかと思いましたが、そうでは無かったのです。

チェックが完了した後は、VMwareも起動し、無事にWebサーバーとしても起動完了しました。

システムやパソコンの処理速度向上

あるシステムの処理速度改善の作業がようやく終わりました。今まで40秒かかっていた処理が1秒で終了するようになりました。

元々は、約70万行あるデータを毎回集計しているから時間がかかるのであって、事前にデータを集計して別に保持おくと、約4,000行になります。70万÷4000は175。さすがに175倍早くはなりませんでしたが、40倍は早くなったということです。

ただ、改修内容を言うのは簡単ですが、実際の作業は結構苦労しました。

 
私は元々サーバーサイドの人間なので、システムの「早さ」を重視しています。

また、作業効率というのは大事で、金で解決できる所はどんどんやった方が良いと思います。

 
例えば、1分に1回使う処理を考えてみます。

現在、処理に3秒かかっているのを1秒に短縮できたとします。その差は2秒。1時間で120秒(2分)、1日8時間働くとしての16分を短縮できます。月に20日働くとすると、320分(5時間20分)。時給を3,000円と仮定すると月1万6,000円の差が出てきます。年に換算すれば、19万2000円です。

従業員が20人いれば月32万円、年で384万円もの差が出てきます。

処理時間を3秒を1秒にできないなら仕方がありませんが、本当に1秒にできないか、調べてみました?と言いたいです。

 
これは、パソコン本体にも言えることで、6~7年前のCore 2 DuoのCPU、ストレージはHDDなんていうパソコンで仕事をしたり、デスクワークなのにノートパソコンを使っていたりするとしたら、どれだけの時間を浪費しているのか、考えたほうが良いと思います。

 
また、時間的、金銭的メリットだけでなく、仕事がテンポよく進むと気分も乗ってきます(これは個人差があるでしょうけれど)。

経営で大事な事の一つは、どうやったら従業員が仕事をしてくれるかです。お金に換算できない「気分の問題」にも着目が必要でしょう。