システムやパソコンの処理速度向上

あるシステムの処理速度改善の作業がようやく終わりました。今まで40秒かかっていた処理が1秒で終了するようになりました。

元々は、約70万行あるデータを毎回集計しているから時間がかかるのであって、事前にデータを集計して別に保持おくと、約4,000行になります。70万÷4000は175。さすがに175倍早くはなりませんでしたが、40倍は早くなったということです。

ただ、改修内容を言うのは簡単ですが、実際の作業は結構苦労しました。

 
私は元々サーバーサイドの人間なので、システムの「早さ」を重視しています。

また、作業効率というのは大事で、金で解決できる所はどんどんやった方が良いと思います。

 
例えば、1分に1回使う処理を考えてみます。

現在、処理に3秒かかっているのを1秒に短縮できたとします。その差は2秒。1時間で120秒(2分)、1日8時間働くとしての16分を短縮できます。月に20日働くとすると、320分(5時間20分)。時給を3,000円と仮定すると月1万6,000円の差が出てきます。年に換算すれば、19万2000円です。

従業員が20人いれば月32万円、年で384万円もの差が出てきます。

処理時間を3秒を1秒にできないなら仕方がありませんが、本当に1秒にできないか、調べてみました?と言いたいです。

 
これは、パソコン本体にも言えることで、6~7年前のCore 2 DuoのCPU、ストレージはHDDなんていうパソコンで仕事をしたり、デスクワークなのにノートパソコンを使っていたりするとしたら、どれだけの時間を浪費しているのか、考えたほうが良いと思います。

 
また、時間的、金銭的メリットだけでなく、仕事がテンポよく進むと気分も乗ってきます(これは個人差があるでしょうけれど)。

経営で大事な事の一つは、どうやったら従業員が仕事をしてくれるかです。お金に換算できない「気分の問題」にも着目が必要でしょう。